伝えることの大切さ☺
みなさんこんにちは。
さて今日は、伝えることの大切さについてです。
最期の時が迫り、意思疎通が困難となってきているときに
「今声をかけて、伝わりますか?」と質問される方は多いと思います。
医療従事者のなかでも、特に聞かれたときの返答が分かれる質問ではないでしょうか。
ぜひ手を握って気持ちを伝えてください。
「愛している」「大好き」「ありがとう」
「心配ないよ」「そばにいるよ」「安心して」
どれも言葉にすると恥ずかしいような言葉ですが、
最期のお別れが近いときは、手を握って、伝える!と思って気持ちを伝えてください。
患者さん自身も安心することができますし、
ご家族様もちゃんと気持ちを伝えられたと感じて見送ることができると思います。
亡くなった時に後悔なく見送れたとその時は思っても、
後に「あの時こうしていたら・・」「あの時こう言ってあげれば・・」
という後悔の念が襲ってくるタイミングが訪れます。
その時に、
「伝えたいことは全部伝えられた!」
「気持ちが伝わって本人も安心して旅立てた!」
と思えることが、心の拠り所になると思います。
伝えることは、ご本人にとっても、ご家族様にとっても、
「大切な方とのお別れ」を受け入れるために大切なことです。
まみ中野在宅クリニック 院長 内田麻美